EPSONが1991年6月に発売した98互換機です。

i386SXマシンとして弄りがいのあるポテンシャルを持ったマシンのため、CPUの張り替えなど、多少の改造を施しています。ある程度遊んだ後に保管していました。死蔵するよりは他の方に活用していただいた方が良いかと思い、手放します。

電源、マザーボード、FDDに搭載されたコンデンサの交換や追加、また駆動部の注油など、各種メンテナンスを行っています。

当時、兄弟機の386GSがハイレゾ標準搭載のi386DXマシンとして発売されたのに対し、GEは普及機としてハイレゾモードをオプションに、CPUをi386SXに変更して発売されました。

この頃のEPSON製98互換機として特徴的な、3台のFDDを内蔵可能な構造になっています。
本来であればPC-386GE3のような、3.5インチ×2 5.25インチ×1という構成でしか販売されていませんでしたが、こちらで5.25インチ×2 3.5インチ×1の構成に変更しています。

そのため、5.25インチ媒体でなおかつ2ドライブを要求するような、やや古いソフトにも対応可能です。
また、PC-9801-26k互換のサウンド機能を内蔵しており、ホビーユースでお求めの方におすすめです。

今回出品している物は、CPUを本来のi386SXから、テキサス・インスツルメンツ社の486互換CPU Tx486SXLC2 に換装しています。
Tx486SXLC2はi486DX2等と同等の8KBのキャッシュメモリを搭載し、クロックダブラーを内蔵しているため、ベースクロックの2倍の32MHzで駆動しており、そのままでも十分すぎるほどの速さでしたが、その後ベースクロックを20MHzに変更しました。現在は内部40MHzで駆動しています。
発熱対策にヒートシンク＋冷却ファンを後付、それと回路の安定化のため、一部にコンデンサを新たに追加しています。

また、CPUボード上のメモリICを80nsのものから60nsのものに張り替えています。

本来のi386SX 16MHzと比較して、約5倍(正確には4.95倍)のベンチマークを叩き出すほどにパワーアップしています。CPUBENCHにて確認しました。
キャッシュコントローラーを組み込まなければ本来のi386SXと同程度の速度ですので、古いゲームをFDDから起動する際に支障が出ることもありません。

私は趣味のレトロPC収集の片手間にメンテナンスをしている者です。それでご飯を食べているプロではありません。ですので完全な保証をつけての販売はできません。ご了承ください。

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